〜熱帯魚水槽でコケの出にくい環境をつくる要点を紹介します〜
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コケを出さない心がけ
コケが発生した水槽を発生する前のまったくきれいな状態に戻すことは、薬品や生体の投入だけでは不可能です。人の手でコケを落とし、切り取り、吸い出す手間をかける必要があるので、非常に面倒です。
ですから、発生する前から対処しておくことが最良の方法でしょう。
また、薬を使ったりコケを取り除いても、原因を元から絶たなければ、根本的な解決にはならず、またすぐにコケだらけに戻ってしまいます。
では、コケを出さない心がけ、一般的なことをあげてみると、
(1)
定期的に換水しよう
週一回、仕事が休みの日曜日に1/3の換水など、定期的に換水しましょう。それが難しいなら、気付いたときに60センチ水槽なら1.5Lペットボトル1本分だけでもこまめに換水しよう。「空のペットボトルごと水槽に入れて水を満たし、それを取り出して捨てたら、新しい水をペットボトルに入れて水槽に戻す」たったの2分もあればできるはずです。それもめんどくさいようじゃ困りますが。
コケがはびこり、あとで大変な時間と労力と資金を使うのと、どっちがいいですか?
(2)
外光が水槽に入らないようにしよう
人工光よりはるかに強い直射日光はもちろんのこと、水槽ライト以外の光が水槽に入らないように、黒い紙などを貼り付けましょう。(詳しくは
>個別解説>外光を遮る
)
(3)
肥料は少なく
肥料を与えると水草が早く大きくなりそうなので、つい頻繁に与えたくなります。しかし、肥料の説明書の添加量は、成長の早い水草が水槽いっぱいに植わっている場合を想定しているらしく、説明書どおりに与えると、状況によっては多すぎる場合があります。 (詳しくは
>個別解説>肥料を薄めて使う
)
(4)
コケ取り生物を入れましょう
固く太く長くなってしまったコケを生体に食べさせて除去するのは無理があります。あらかじめコケ取り生物を入れておけば、生え始めの柔らかく細く短いうちに食べてもらえます。(詳しくは
>コケ取り生物
)
(5)
適切な生体の数を心がけよう
適切な生体の数は、1リットル=1cmと言われています。たとえば、60cm規格水槽は約60リットルなので、体長2cmの魚で30匹、10cmの魚なら6匹という計算です。
これはもちろん、生体の種類、肉食か草食か、濾過器の大小などで変わってきますが、ある程度の参考にはなるでしょう。(詳しくは
>個別解説>適切な魚の飼育数
)
(6)
エサは少な目に与えよう
魚が食べずに余ったエサは、フン以上に水を汚してしまいます。魚はエサを与えれば、食べられるだけどんどん食べてくれるので、つい多く与えがちですが、腹八分目ならぬ腹半分で充分ではないでしょうか。残りエサも出ず、さらに排出されるフンの量も減るし、一石二鳥です。
具体的なエサの量の調節は、「まだエサを食べそうだな」と思うところでやめておくとか、一度エサを食べきれずに少し残すまで与えて限界量を知り、その半分にするなど自分なりに考えてください。
ちなみに、私が持っているメダカのエサには、「2分位で食べきれる量を1日2〜3回」と書いてありますが、うちでは30秒で食べきれる量を1日1回しか与えていないのです。それでも、もちろん元気に長生きしています。
(7)
たまには底床の掃除をしよう
見た目はきれいでも、実はとっても汚れている場合があります。長い棒やピンセットなどで底砂をひっかいて確認してみましょう。たぶん底砂の間にたまっていたフンやエサの残骸が、舞い上がったのではないでしょうか。
少しぐらいの汚れなら、バクテリアが分解して水草の肥料になってしまうのですが、あまりにも汚れていたなら、砂を吸い出さないようにホースでゴミだけを吸い出します。「プロホース」「そうじやさん」など、底床そうじの製品が市販されているので、それを利用すると便利です。
底床の掃除をすると、底砂に住み着いたろ過バクテリアも吸い出してしまうので、良くないという考え方もありますが、目に見えるゴミを軽く吸い出したぐらいでは、バクテリアにはさほど影響はありません。それよりも、汚れすぎた底床をそのままにしている方が問題です。
また、底砂がソイル系の場合は、ザクザクと掃除すると粒が崩れてしまうので、基本的には底砂の掃除はできませんが、表面のソイルごと吸い出して減った分は足すという方法もあります。
さらにあげるとすれば、ろ過能力の高いフィルターを購入するなどがあります。
さて、コケが生えてしまったらコケ対策ページをご覧いただき、対処することになりますが、一番手っ取り早く確実なのは「水草にコケが付いたらそこから切ってしまう」方法です。もったいない気もしますが、コケの付くような葉は古くなった葉が多いので切ってしまっても問題ありません。
また、あまり神経質にならず、少しぐらいコケが生えていても気にしないことです。水槽内に生体・水草が入っている以上、一切コケを出さないことなど不可能だからです。
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